これから海外でキャリアを積みたいアナタへ贈る、3つの基礎知識

どうも、Norio(@nrg519) です!

もうすっかり冬ですね!風引いてませんか?

僕は昨日までバッチリ体調を崩し、Frog Advent Calendar 2018の12月17日に見事に穴を開けてしまいました!

大変申し訳ありませんでした。。。

これを読んでくれてるアナタも、帰宅後はちゃんと手洗いうがいをしましょう!

風邪には予防が大切です。しみじみ…

さてさて、今日はぼくが最近考えていた、

これから海外で働きたいアナタに役立つことってなんだろう?

を記事にまとめたものを紹介したいと思います。

本題に入る前に、対象となる読者を書いておきましょう。

当然、これから海外で働いてみたい! と考えてる方や、いつか海外に出るぞ!と考えてる方にはぜひ読んでいただきたいですね〜!

ただ、企業の駐在員として行くとか、大学在学中に休学して行く、という方は、おそらく少しずれた話となるので、こんなやり方もあるんだ〜

と思ってもらえたら嬉しいです。

あっ、ちなみにここで語る意見はすべてバンクーバーでの就労が軸になっています。

場合によっては国や都市によってルールが全く違う、真逆だということはよくあります!そこはしっかり前提条件として認識しておいてくださいね!

さて、それでは見ていきましょう!

なにを仕事にするのか、しっかりと決めよう

アナタは海外でどんな仕事をしたいですか? 仕事によっては就職に有利になるもの、そうでないものがあります。

日本国内外で互換性のある仕事のほうが有利になる

互換性のある仕事とは、日本でのスキルがそのまま海外でも使える仕事のことです。

わかりやすいのはエンジニア(ちゃんとプログラミングできる人)ですね。プログラミング言語は英語がベース。言語だけで言えば、日本でも一度覚えたら海外でもそのまま使えます。

ひとむかし前ですが….日本語で書けるプログラミング言語とかありましたが、そんな汎用性のないダメ言語はこの場合絶対やめたほうが良いです。

その他の仕事になると、一度英語で学び直す必要がでてくるでしょう。

例えば、料理の仕事だと、器具の名前、食材の名前、調理方法などは日本語だとイメージできても英語だとわからないことも多かったです。(ちょっと厨房に立ってたこともありまして)

その他医師や薬剤師など、免許が必要な仕事となると現地にて英語での再受験が必要になるものがほとんどでしょう。

これらのことから、アナタのやりたい仕事を海外でするには、その互換性がどの程度あるのか?をしっかりと調べて、計画を立てるべきと言えます。

専門職は比較的就職しやすい

海外の求人募集は、基本的に仕事の募集はポジション単位となります。総合職募集というのはほとんど見たことがありません。

実際に、海外現地就職でよく使うindeed(Vancouver)でいろいろ検索してみてください。

Manager, Developer, Analyst, Clerk などポジション単位になっているのがわかると思います。

海外では(とくにバンクーバーでは)日本企業のように新卒一括採用というものはなく、「企業理念や経営理念に共感したから」という理由や、「候補者の中で1番感じがよく、将来性がありそうだから」という理由で採用してくれる会社は、ほぼ無いと言っても良いでしょう。

よって、いろんな部署でいろんなことを数年ずつやってきました!という総合職型より、専門的に一つのことをやってきた人の方が有利だと言えます。

なので、海外で働くことを意識するのであれば、ちゃんと筋の通ったキャリア計画を立てる必要があります。

なにかと定期的な転勤が多い大企業の社員のアナタは、会社の言いなりならないように、しっかりと戦略を立てて、希望しない転属をしないように努力しましょう。

どこの国で働くのか?をリサーチしよう

次に重要なのは、どこの国で働くのかです。

ワークパーミットについて知っておこう

海外に興味があるアナタはすでに知っている事かもしれませんが、海外で働くにはその国から就労許可証をもらう必要があります。

国によっては、ワーキングホリデー制度の協定を結んでいて、年齢制限はあるものの1年〜2年などの期間で双方の国民が申請をするだけで自由な職業につくことができる制度です。

2018年現在では、日本政府は22カ国と協定を結んでいるようです。

詳細はこちらのブログがわかりやすいでしょう。下記の表はスクショです。

気をつけなければならないのは、

  • 自分が行きたい国にワーキングホリデー制度があるのか?

  • 募集人数制限は何名か?倍率はどのくらいか?

です。

例えば、イギリスは募集人数が他国と比べ少ないので競争率が高くなります。でも取れると2年も就労することが可能です。うらやましい!

意外と知らない人が多いのですが、アメリカにはワーキングホリデービザの制度がありません!

トランプ政権の方針っぽく風刺するなら、

「おれらアメリカ人はアメリカ以外で別に働いてみたいとか思わないから、お前らも来なくていいよ?」

という感じかもしれませんね。冗談です。

英語にもなまりがある

まずは下記の動画を見てください。いろいろな国の英語を楽しめる動画です。

違いはっきりとわかりましたか?

動画中の English English はイギリス英語のことです。American English はアメリカの英語ですが、結構違いますよね。

この違いは、試しにハリポッターを日本語吹替でなく、英語音声で聞いてみるといいかもしれません。きっと違いがわかると思います。

余談ですが、この方、表現が大袈裟ですが、本当にすごい演技力だと思いません?

ちゃんとその国の人のアクセントの特徴を掴んで、正確に違いを表現していますよね〜。

話を戻すと、この動画通りになるわけではありませんが、行く国によっては、アナタが聞く・話す英語もそれなりになまりが出る、ということです。

さてアナタはどのなまり英語を喋りたいですか?

どのくらいの期間行くのかを考えよう

どのくらいの期間に行くのか?行く前から計画を立てるってどうしたら良いかわからないですよね。僕もそうでした。

時間が許すのなら長いほうが良い

ここはアナタの人生設計にも影響が大きいのでよく考えて決めてほしい部分です。

僕は最初、知らなかったということもあり、とりあえずワーキングホリデーで1年だけ行けば良いかなぁと漠然と思っていました。

しかしこれではとても足りないと思い、3年滞在することにしました。

延長を決断した理由は簡単で、期間が長いほうが英語力アップになると考えたからです。

実際に3年行って帰国することになりましたが、3年日常的に英語で会話すれば、ある程度は会話ができますし仕事もできます。Netflixだって字幕なしで英語で観ますよ。(100%の理解はいつになるやら…)

もちろん1年では、無理だったしょう。語学学習は日々の積み重ねが大切で短期伸ばすのはなかなか難しいです。

ただ例外もあって、バンクーバー時代に知り合ったぼくの友人(英語の教材本を出版するくらいの語学力の持ち主)は、

3ヶ月程度の滞在で、口癖まで英語になっていたそうです。いやすごいですよね。

彼いわく、とにかく好きなアーティストや俳優の真似を毎日やったそうです。

好きこそ物の上手なれ、ですね。

1年ではそもそも足らないかも

これは脅すわけはありませんが、実例を上げて説明します。

1年しか滞在できない場合で、

最初の3ヶ月は英語の勉強のためにESL(語学学校)に行く方が大半です。

そして3ヶ月して慣れてきた頃に就職活動を始めるわけです。

まだまだ拙い英語で、英文履歴書(Resume)英文自己推薦書(Coverletter)を書き、

バリバリのネイティブスピーカーな人事担当者との電話やオンライン上での簡単な自己紹介をこなし、

オフィスでの面接では専門担当者からの専門的な質問に答えるのです。

これだけでも楽ではないです。

なのにあと9ヶ月しか働けないうえに、その後は延長せずに帰国する予定という条件付きで。

いやいや本当に大変です。なんせ競合候補者には、英語ネイティブの人も当然います。

その国に残りたくて必死に就職活動をしている人たちもいます。

アナタはその人たちより上に立ち、そのポジションを勝ち取る必要があるのです。

1年では足りないかも知れない理由はこれです。

ぼくはあと半年でワークパーミットが切れるという状況で、フリーランスの契約を切られてしまい、残りの期間の職探しにはとても、とても苦労しました。

就労可能期間は長いほうがずっと楽ですよ。

長期間海外に滞在するための方法

ワーキングホリデーは基本1年ですが、これ以上滞在するにはどうすれば良いでしょうか?

一番簡単なのは、学費を払って学校へ通うことです。

そうすることで、素晴らしいプランになります。

ここではバンクーバーで例を挙げますが、

まず、バンクーバーにある2年制の専門学校や短期大学に入学します。学校によっては英語試験があるところもあります。

次に、1年間は現地で学生として英語の授業に参加し勉強します。この期間中でもバイト程度であれば就労可能です。

そして、2年目は学校のCo-opという制度を使って就労可能なので、フルタイムの仕事が可能になります

最後に、学校卒業からワーキングホリデーに切り替えてフルタイムの仕事を続けます

ぼくはこのタイミングで帰国を選びましたが、

勤め先の企業からサポートしてもらえば、ワークパーミットの延長や永住権の取得も目指せるでしょう。

バンクーバーで、このへんの詳しい話は、COSカナダ留学サポートデスクさんが詳しいので相談してみると良いでしょう。

ちなみに先ほどアメリカではワーキングホリデー制度がないという話をしましたが、

上記のカナダでの方法と同様で、4年制大学などを卒業するとポストグラジュエイトという形で1〜2年の就労が可能です。

しかし、トランプ政権になってから外国人がアメリカ国内の仕事をすることに良くない印象になりつつありビザの取得が難しいため、高い学費を払っても1年程度のポストグラジュエイトで就労後にワークパーミットを延長できず、大きな借金だけ抱えてあえなく帰国という人も多いとか。

アメリカにどうしても行きたい人はこういう背景もある、ということを知っておくほうが有利に物事すすられるでしょう。

まとめ

さて、ここまで呼んでくれたアナタ!

やる仕事、行く国、滞在する期間、ものすごく当たり前ですこし拍子抜けでしたか?

いえいえ、これら3つを決めることは非常に重要で、あーいつかは行きてーなー!で止まってるそこのアナタ!

まだどれか決まってないんじゃないですか?

え?決まってる?あとはお金を貯めるだけ?

あれま!なんと!それは失礼しました!こう言い返せるようになりましょうね。

大切なことって、新鮮なことでなく、意外とありふれたものであることのほうが多いということですね。

以上です!呼んでいただきありがとうございました!

質問や感想はTwitterの Norio(@nrg519) までお願いしますーー!

読んだよ〜!とかでも喜びます!それではこのあたりで失礼します!

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